よくある質問まとめ

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罪名別Q&Aよくある質問まとめ

強姦Q&A

強姦の刑事事件における示談金額の相場はいくらでしょうか?

強姦罪の刑事事件の場合そもそも示談が成立しにくく、成立したとしても100万円以上になるケースがほとんどで、300万円以上になることもあります。
刑事事件の被害者が未成年の場合は保護者と示談交渉をすることになり、自分の大切にしている子供が刑事事件の被害者になったという気持ちから、金銭で解決したくないと考えられて示談が成立しにくい傾向にあります。
刑事事件のうち性犯罪の示談金は、財産的損害というよりも精神的損害に対する慰謝料という性格が強いので、刑事事件の被害者の被害感情が大きく関係してきます。

刑事事件のうち強姦事件は実刑になってしまう確率が高いと聞きました。実際はどうなのでしょうか?

強姦罪の場合は刑事事件の示談が成立しないと実刑になる確率が高いと考えられます。逆にいえば示談が取れれば前科関係も影響しますが、執行猶予も期待できます。

刑事事件の被害者と示談をしたいと考えているのですが、どうやったら相手の住所や連絡先を知ることができますか?

刑事事件の被疑者・被告人の側に、被害者の連絡先を警察や検察官が教えることはありません。また、検察官が刑事事件の被害者に確認の連絡を入れた場合に、連絡先を教えてよいと言う刑事事件の被害者はいないのが通常です。
弁護人が付けば、検察官から刑事事件の被害者に連絡してもらい、弁護人限りということで刑事事件の被害者の連絡先などを教えてもらうことが可能になります(中には弁護人にすら教えたくないという方もいますが)。
示談をしたいというのであれば、弁護人を介してということになります。

弁護士が示談に積極的に動いてくれないので、刑事事件の被疑者の家族から被害者へコンタクトをとってもよいでしょうか?

刑事事件の被害者は強姦被害に遭って心身に深く傷を負っているものです。
刑事事件の加害者の身内の人間がコンタクトを取ってくるというのは嫌悪するでしょうし、脅されていると思われることもあります。示談の成立が困難になるだけでなく、証人威迫であるととられて悪い結果につながる可能性が大きいです。

刑事事件のなかでも強姦罪は刑事事件の被害者の告訴がないと起訴されないと聞いたことがあります。本当でしょうか?

刑事事件のなかでも強姦罪、および強姦未遂罪は親告罪と言って、刑事事件の被害者その他一定の者の告訴がないか、あるいは告訴が取り消された後には、起訴することができません。ただし、2人以上が現場において共同して犯したこれらの罪は、親告罪とされませんので告訴がなくても起訴できます。(180条2項)。
また、強姦の際に刑事事件の被害者に傷害を負わせたか、死亡させてしまった場合であれば、強姦致死傷罪(181条)となり、この場合にも親告罪とはなりませんので、告訴がなくても起訴することができます。

起訴された後に示談が成立し、被害者に告訴取下げ書も作成してもらうことができました。これで、処分されないまま裁判は終結するのでしょうか?

刑事事件のうち親告罪については、起訴前に告訴が取り下げられた場合には起訴することが出来なくなりますので前科はつきません。しかし、既に刑事事件が起訴されてしまった場合であれば、その後に告訴が取消されたとしても裁判はそのまま進行し、判決が出ることになります。
いかに起訴前に示談を成立させ、告訴の取下げにこぎつけるかが重要となります。
ただし、刑事事件の起訴後の告訴取下げについては情状として考慮されることとなります。

強姦しようと考え、1人で帰宅中の女性に襲い掛かり倉庫の中に引きずり込みました。しかし、よそ見をしている間に逃げられてしまいました。まだ服も脱がせていません。この場合、刑事事件における強姦未遂になるのですか?

強姦未遂罪が成立します。
強姦の手段としての暴行・脅迫が開始された場合、強姦行為が始まった(「着手」といいます)として、これ以降は刑事事件における既遂罪か未遂罪が成立することになります。
問題文の場合、既に襲い掛かって倉庫に引きずり込むという強姦のための暴行が加えられていますので、強姦罪にあたる行為が開始され、着手がありとされます。ただし、逃げられたことで姦淫行為を遂げていないので刑事事件における未遂罪になります。
 

【強姦行為が始まった時期(着手時期)として、裁判所が認めたものに以下のものがあります】

ダンプカーの運転席に女子を引きずり込んだという事案で、引きずり込んだ時点(最決昭45.7.28)
白タクの運転手が深夜女性を乗せ、指示に反し山間部に車を向け、空き地で止めて自動車後部のドアを開け女性の身辺に迫ろうとした時点(高松高判昭41.8.9)
少女を自転車に乗せ、山道に入って5mほど進んだところで、飛び降りて逃げようとした被害者に「遊ぼう」と言って背後から抱きつき、口を塞ぐなどの行為をした時点(東京高判昭38.6.13)
人通りの少ない山道で道路脇の山林に引っ張り込んで強姦しようという意図の下に、いきなり被害者の腰を抱いて押さえつける行為をした時点(仙台高判昭33.8.27)
強姦の意図で婦女を単車に同乗させ、被害者からの停止の懇請を無視して進行を続け、被害者をして単車から飛び降りるのやむなきに至らしめた行為をした時点(大阪高判昭38.5.28)

刑事事件において強姦罪の未遂と既遂の区別はどのようなことでしょうか?

男性器を女性器に挿入することによって既遂に達するとされています。射精をすることは不要です。

相手の同意は得られていたはずで和姦のつもりだったのですが、急に強姦であると叫ばれて警察を呼ばれました。刑事事件としてどうしたらいいでしょうか?

一見の女性とトラブルになったことをきっかけに、女性が急に110番通報をし、男性が強姦事件の被疑者として取り調べを受けるということも実際にあるようです。刑事事件において強姦事件かどうかは、否認事件の場合、事件発生場所、前後の経緯、刑事事件の被害者のけがの状況や着衣の乱れ、刑事事件の被害者と刑事事件の加害者の関係などから判断します。

また、刑事事件の加害者が刑事事件の被害者と顔見知りである場合には、被害者との従前の交際経緯・状況、特別なエピソードの有無を聞かれます。手紙やメールのやり取りがある場合にはそれも提出することになるでしょう。さらに、過去に肉体関係があった場合には、関係を有した期間、関係が途絶した理由などが聞かれて、本当に強姦事件であるのかを判断されます。

合意の下に性行為をしたのであれば刑事事件において強姦になることはありませんか?

13歳未満の少女と関係を持った場合は、たとえ相手の同意があったとしても刑事事件において強姦罪となります。

嫌がる妻に対して無理やり性行為をしました。夫婦であれば刑事事件における強姦罪にはなりませんよね?

夫婦間であっても性交を強要することは当然視されるものではなく、状況によっては刑事事件における強姦罪が成立する場合があります。
例えば、婚姻が実質的に破綻していたとして強姦罪の成立を認めた刑事事件の裁判例(広島高裁松江支部昭62.6.18)が存在します。
また、内縁関係にある妻の場合でも刑事事件における強姦罪が成立することがあります(札幌高判昭30.9.15)

強姦したら、被害者に性病をうつしてしまいました。この場合、刑事事件における強姦罪ですか、強姦致傷罪ですか?

強姦致傷罪が成立します。
外見上の怪我だけでなく、病気を感染させることも刑事事件における強姦致傷罪になります。

どの程度の怪我を負わせたら刑事事件における強姦致傷罪になるのでしょうか?

軽度の内出血などは傷害には含まれませんが、通常の創傷、挫傷、擦過傷のほか、毛を抜くことや、キスマークを付けることも生理機能の障害に該当し、刑事事件における強姦致傷罪の対象となるとされています。

【強姦致傷罪の成立を認めた刑事事件の裁判例】
加療約1週間を要する顔面打撲傷等(最決昭38.6.25)
陰部付近の軽度の炎症(高松高判昭29.1.12)
格別の医療行為を要しない全治3日程度の打撲傷(東京高判昭31.10.9)
全治2日間の皮膚剥離(名古屋高判昭32.1.30)
加療5日間を要する皮下溢血(東京高判昭39.4.7)
被害者の乳房の上部にキスマークをつけた事案(東京地判昭45.10.22)

強姦した相手が処女だったので、処女膜が破れました。処女だったことを知らなかったのですが、刑事事件における強姦致傷罪なりますか?

強姦致傷罪が成立します。
処女膜裂傷は刑事事件の被害者が処女であれば性行為に当然伴うものではありますが、この場合にも刑事事件における強姦致傷罪が成立します。(最判昭24.7.12、最判昭25.3.15、最決昭34.10.28等)

ナイフで脅して強姦した際に、被害者が暴れて、加害者からナイフを奪ったので手を切ってしまったようです。加害者が切りつけたのではなく、被害者が勝手に怪我したのだから刑事事件における強姦致傷罪にはなりませんか?

強姦致傷罪が成立します。
傷害は、わいせつ行為・姦淫行為によって生じたものに限らず、手段としての暴行等によって傷を負った場合も含まれます。この質問の場合にも、強姦手段としての暴行に抵抗した際に負った怪我なので、刑事事件における強姦致傷罪が成立します。

強姦した後に、被害者が逃げようとして転んでけがをした場合に刑事事件における強姦致傷罪が成立しますか?強姦行為は既に終わっていますので致傷罪の責任まで負う必要はないのではないでしょうか?

強姦致傷罪が成立します。
強姦の機会に傷害を負った場合には刑事事件における強姦致傷罪になります。つまり、強姦行為が終了していても、逃げようとして傷害を負ったような場合にも刑事事件における強姦致傷罪が成立します。

【強姦致傷罪の成立を認めた刑事事件の裁判例】
姦淫行為の際に被害者が傍らの鉄条網に触れて負傷した場合(広島高裁岡山支判昭32.2.19)
被害者が逃走しようとして足をくじいた場合(名古屋高裁金沢支判昭28.3.1)
被害者が逃げようとして2階から飛び降りた際に負傷した場合(最決昭35.2.12)
被害者が強姦されそうになり、全裸で逃げたため石や草木などで体に擦り傷等を負った場合(最決昭46.9.22)
強姦した際に被害者が救いを求めて叫んだので、これを抑圧するため顔面を殴打して傷害を負わせた場合(東京高判昭30.6.1)

強姦行為が終わった後に、被害者が逃走し、途中で崖から転落して死亡した場合、刑事事件における強姦致死罪は成立しますか?既に強姦行為は終了しているので、死の責任まではないのではないでしょうか?

強姦の機会に死亡させてしまった場合には刑事事件における強姦致死罪になります。既に強姦行為が終了していても、逃げようとして死亡してしまったような場合には刑事事件における強姦致死罪が成立します(水戸地裁土浦支判昭37.920)。

他にも、逃走のために海中に入って溺死した場合(福岡高裁那覇支昭49.4.24)には強姦致死罪が成立します。また、強姦しようとして下半身を裸にしたところ、寒さと被害者の異常体質のため被害者がショック状態に陥ったので、被告人は被害者が死んだと誤信してその場に放置した場合、強姦行為によってではなく、放置したために凍死した場合であっても刑事事件における強姦致死罪を認めています(最決昭36.1.25)。

強姦されたショックで被害者が自殺した場合に刑事事件における強姦致死罪が成立しますか?強姦の機会に死亡させたわけではないので成立しないのではないでしょうか?

自殺であれば強姦致死罪は成立しないでしょう。
判例も、強姦の被害者が羞恥心などで自殺した場合には刑事事件における強姦致死罪を認めていません(最決昭38.4.18)。

精神年齢が6,7歳程度の精神薄弱者である25歳の女性が、性行為がどのようなことか理解していないのをいいことに性行為をしました。相手は拒否していなかったのですが刑事事件における強姦罪にはなりますか?

準強姦罪が成立します。
刑事事件における準強姦罪(178条2項)とは、人の心神喪失もしくは抗拒不能に乗じ、またはそのような状態にさせて、姦淫行為をした場合に、準強姦として強姦罪と同じ法定刑で処罰することです。
質問の場合、精神薄弱者である被害者の心神喪失に乗じたものとして刑事事件における準強姦罪が成立します。
刑事事件における心神喪失とは、精神の障害によって性行為について正常な判断力を欠いている状態をいいます。例えば、泥酔状態や高度の精神障害状態などです。

婦人科の医師が、患者の女性が自分を信頼し、治療行為であるとして疑っていないのを利用して、必要な施術のように誤信させて姦淫した場合、刑事事件における強姦罪が成立しますか?

準強姦罪が成立します。
質問の場合、抗拒不能に乗じたものとなります。
刑事事件における抗拒不能とは、心神喪失以外の理由で心理的・物理的に抵抗することが不可能または著しく困難な状態をいいます。例えば、熟睡状態、恐怖・錯覚・無知によって行動の自由を失っている状態、雇用関係における従属状態などです。

宗教団体の教祖が信者の女性に対して、自分との姦淫行為を拒めば、被害者自身や被害者の身近な者らに危難が生じるものと誤信させ、教祖との性行為を受け入れるほかないとの精神状態に被害者を追いこんで姦淫行為をしました。姦淫行為自体は承諾があるので刑事事件における強姦罪にはなりませんか?

準強姦罪が成立します。
刑事事件の被害者が冷静な判断で姦淫行為を承諾したものではなく、心理的に抵抗することが著しく困難な状態であったとして、抗拒不能に乗じたものとなります。

被害者が、深夜夢うつつでいたため、ベッドに入ってきた被告人を夫と誤信しているのを利用して、被害者を姦淫した場合には強姦罪になりませんか?被害者は夫と誤信しているため全く抵抗しなかった場合でも刑事事件における強姦罪になりますか?

準強姦罪が成立します。
熟睡状態であれば意識が朦朧としていて抵抗することが著しく困難な状態であったとして刑事事件の被害者の抗拒不能に乗じたものとなります。

【参考】
第177条(強姦)
暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

178条(準強制わいせつ及び準強姦)
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による
2 女子の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、姦淫した者は、前条の例による。

第178条の2(集団強姦等)
2人以上の者が現場において共同して第177条又は前条第2項の罪を犯したときは、4年以上の有期懲役に処する。

第179条(未遂罪)
第176条から第178条までの罪及びこれらの罪の未遂罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
2 前項の規定は、2人以上の者が現場において共同して犯した第176条若しくは第178条第1項の罪又はこれらの罪の未遂罪については、適用しない。

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